道東撮影旅行2016(3-1 音羽橋)
2月12日
この日最初の撮影目的は音羽橋のタンチョウ
冬でも凍らない雪裡川が-15℃以下になると毛嵐となって舞い上がって樹氷となり
朝日が当たるとタンチョウたちと共に輝いて幻想的な光景が撮れる人気の撮影スポット
ただし前述の通り氷点下15度を下回らないと毛嵐や樹氷が見れないし、晴れてないと太陽の光が当たらない
1月~2月がチャンスらしいけど半年前に予約するので当日の天気なんか分からないから毎年ギャンブル状態
(去年は見事にアテが外れる)
さあ今年はどうなるであろうか
前の日21時に就寝で3時前に起床、ガラッと窓開けると星が見える&めっちゃ寒い!
これはいけるのでは!
出発時の気温、うーん微妙だ(笑)
とりあえず車を走らせ音羽橋へ
現場に着くと既に橋の真ん中辺りには三脚が何本か…みなさん何時から来てるんですかね(汗)
それでもまだ場所は空いてたので真ん中付近のポジションをキープ
皆さん三脚にチェーンして車に待機してるようでしたが僕は盗難が嫌だったので夜明けまで3時間粘ることを決意(嫁さんは早々にギブアップして車の中へ)
待ってる間ヒマなので、ここで星を撮る為だけに持ってきた14-24を取り出し星空撮影
意外と釧路市方面の光害が酷い、薄い雲も張ってて星撮りの条件としてはあまりよくない(画面中央の奥でタンチョウたちが眠っています)
今度は望遠に付け替えて真っ暗闇のタンチョウの塒を狙ってみる
AFはさすがのD4Sでも合わないのでマニュアルフォーカスで何枚も撮ってピント微調整
皆さんまだおやすみのようですが何羽かは動いてるみたい(3:52)
この写真見て心躍ったのは少しだけど毛嵐が出ていたこと
あれが舞い上がって木々に張り付き、樹氷となります…これは期待できそう!
だんだんと明るくなってきて、タンチョウたちも動き始めた
(タンチョウの動きを止めるためisoとシャッタースピードを上げて撮りました)
毛嵐は少ないけど無いよりはマシだ、あとは日の出時に雲がかからないことを願うだけ
期待で鼻息フンフンのせいでカメラが凍った(笑)
偶然日程が同じだった野鳥友達のH森さんのカメラも
カキンコキン(笑)
ちなみにこの日僕のD800とH森さんの7D2は動きが少しおかしかった…シャッター切れたり切れなかったり、AFが変に合わなかったり
でもD4Sと1DXは全然平気だった、こういう時はやっぱりプロ機だなあと思いました
撮れなきゃいけないときに撮れないと辛いもんね
シャッタースピード速めでもisoもそんなに上がらないぐらい明るくなってきた…いよい夜明けだ
地平線から太陽が上がってきて樹氷に当たりはじめた
樹氷に当たる朝日が桜のように輝く…僕が長年見たかった光景がそこにありました
感動や~
陽の当たる時間や角度で刻一刻と景色が変わっていきます
-15℃以下になると沸き立つと言われる毛嵐はそんなに出なかったけど
少しは出たし樹氷も日の出も見れたので文句なしです
3年越しの夢がかないました
あら?そういえば嫁さんどこいった?
そんなほったらかしの嫁さんは
タンチョウを撮ってるカメラマンを撮っていたのであった(笑)
こんなに居たのね(汗)どうりで顔の横からレンズがニョキニョキ出てくると思った
その後塒(ねぐら)から飛び立つタンチョウを撮ろうと粘ったけど全然飛ばず
やめようかなと思っても後ろのおじさんが「今帰るのは素人やで!」って会話してるもんだから帰るに帰れず(笑)
結局撮れたのは日の出前の6時に飛び立った1羽だけ
5時間近く橋の上で粘ったので手足の先が感覚なくなってた…嫁さんは寒すぎで頭痛がするらしい(君ほとんど居なかったじゃん)
(待ちくたびれた嫁さん撮影の樹氷)
塒からの飛び立ちは撮れなかったけど、長年見たかった光景が撮れて大満足の音羽橋でした